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マウォポルスカの味

な地域の特産品の豊かさがあり、味も栄養価も優れているため、問題なくどのような時間帯にも適した食事を作ることができる。

焼き菓子

マウォポルスカ県の首都は、ヨーロッパで唯一、EUの地域特産品リストにプロンドニツキ・パンとオブヴァジャネックの2つのベーカリー製品が含まれている。プロンドニツキ・パンは、ライ麦粉から作られ、丸型と長方形がある。特徴はその大きさであり、大きいものでは14kgにもなる。一方、オブヴァジャネックは、塩、ケシの実、ゴマなどをまぶして球状にしたものであり、生命の輪を象徴し、幸運をもたらすと言われている。13世紀には焼かれていたパルシュキ・クラコフスキエも特筆すべきもので、この地域で栽培された穀物で手作りされ、ヴィエリチカ鉱山から運ばれた塩で飾られている。

肉、 コールドミート と魚

マウォポルスカは、伝統的に生産される美味しい肉に事欠かない。そのひとつがポドハレ種の羊肉で、肥料を使用しない牧草地で伝統的な方法で放牧された小さな群れからとらていれる。ザトルガチョウもこの地方の品種とされている。マウォポルスカのコールドミートのリストも非常に長い。特に注目に値するのはキエウバサ・ピアシュチンスカであり、クラクフ近郊の古い村ピアスキ・ヴィエルキエで、カジミェシュ3世の治世に特別なレシピで作られていた。ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が好んだキエウバサ・リシエツカは、リシツキとチェルニフブで生産されている。マウォポルスカではベジタリアンのために、12世紀以来ザトルで飼育されているの燻製や、オイツフの河鱒などの伝統的な食材も提供している。

乳製品と鶏卵

マウォポルスカは高原チーズの産地として有名であり、スモーク・オスツィペック( ミニ・ヴァージョンのレディコウカとして知られる)、塩味のブリンツァ・ポドハランスカ、ブンツなどがある。すべて羊乳から作られるが、牛乳を混ぜてもかまわない。トゥフヴ近郊のコヴァロヴァでは、ミント入りの乾燥チーズ、ゴムフカが食べられる。

野菜と果物

マウォポルスカではリンゴ栽培の歴史が特に古く、ウオンツコ(Łącko)やラチェホヴィツェのリンゴを試食すれば、この果物の味に納得できるだろう。また、国内外で大人気のブジェズナ産ラズベリーや、マウォポルスカのいくつかの村で伝統的な方法で乾燥させたウコヴィエツ産プラム(いわゆる「ススキ・セクロンスキー」、)も美味しい。野菜では、ドゥナイェツ渓谷のいくつかの市町村で栽培され、マグネシウムの含有量が高いことが特徴であるピエンクニ・ヤシュ豆と、独特の味と香りを出すために井戸で漬けたキュウリを挙げることができる。

料理

また、伝統的な製品のリストには、出来合いの料理にも多くある。スープの代表は、クラクフで作られるジュレク(ライ麦の酸っぱいスープ)とレッド・ボルシチ、スウォコヴィツェとオラヴァのクショヌフカ(西洋わさびのドロドロ、ソーセージ、ハム、卵入り)、ポドハレ地方発祥のゾプロスカ・スープ(乾燥キノコと新鮮なハーブ入り)である。最後に、ラバ渓谷地域の主婦たちが伝統的なレシピで今日まで作り続けているロスウというポーランド風スープがある。チーズ、肉、果物(プラム、イチゴ、ブルーベリー、チェリー)を詰めた伝統的な小麦粉料理であるピエロギもある。さらに、ポドハレでは様々な種類の餃子がよく調理されていた。朝食にミルクと一緒に、昼食にシチューやローストの付け合わせとして、夕食に豚肉のクラックリングと一緒に供されるハウウスキや、生のジャガイモをつぶして作った薄い灰色のクルスキ・タルチョキ(スチカネ餃子)などがその例である。伝統料理のリストにも、高原風キャベツやキャベツ入りカーシャ・ペーチャク(現在もシェドゥレッツ村で作られている)も含まれている。もちろん、すべての料理はボフニアかヴィエリチカの塩で味付けされている。地方の居酒屋では、クワシュニツァ(キャベツ、あばら肉、ベーコン、ソーセージをベースにした濃厚なスープ)、ビゴス(キャベツ、ソーセージ、キノコ、トマトをベースにした料理)、ズボイニッキ・パンケーキ(ジャガイモのパンケーキを油で揚げたもので、肉のシチューと一緒に食べる)を試すのはお勧めだ。

お菓子

絵のように美しいヨドウォブニク村からは、かつては結婚式でのみ焼かれていた美味しいチーズのコワチが発祥する。チーズはまた、伝統的に桜の木の枠で焼かれるジュラのチーズケーキの基本材料でもある。マウォポルスカの特産品には、バラの花びらのジャムブルーベリーとリンゴのジャムもあり、パンケーキ、ケーキやデザートに、また肉の付け合わせに使われる。体を冷やしたいなら、ノビ・ソンチのトレードマークであるソンチアイスクリームや、クリーミーで繊細な舌触りのもっとモダンのアイスクリームがおすすめだ。ポーランドのローマ法王ヨハネ・パウロ2世が試食し、奨励したワドウィツェのクリームケーキも味わう野もいいアイディアだ。

飲み物

養蜂が盛んなマウォポルスカでは、伝統的な蜂蜜を味わうことができる。例えば、ポドゥクシエジェ産の森の多花蜂蜜や、針葉樹から採れるススキ蜂蜜などがある。アルコール飲料もまた、何世紀にもわたってこの地で生産されてきた。ミオドゥフカ・ポドゴルスカインビルフカ・イヴコフスカシリヴォヴィツァ・ウォンツカジャジェンブニャク・イズデブニツキなどが試飲できる。ワインの品種によってアルコール度数が低いものがある。それらを知るには、マウォポルスカ・ワイン・トレイルに出かけるのはお勧めだ。