Logo

山と国立公園

マウォポルスカ県は自然で特に素晴らしい地方である。幻想的なモナドノックと砂漠の厚い砂、ヴィスワ川の絵画的なリボン、岩の間に流れるドゥナイエツ川、緑であふれるベスキディとタトリ山脈の山頂、闇に囲まれた洞窟と巨大な滝。。。マウォポルスカ県の面積の55,3%は保存される自然となり、6箇所の国立公園、11箇所の自然光景公園、10箇所の自然公園と86箇所の自然保護区もあリ、天然記念物は2千以上も存在する。その上、バビァ・グーラ国立公園とタトリ国立公園は世界の特殊な自然特徴のあるUNESCOの生物圏保護区として認識された。

タトリ国立公園(Tatrzański Park Narodowy)

ポーランドの唯一の高山国立公園であり、ポーランドの最高の山を保存する公園である。その公園はハイタトラスと西タトラスという2か所の地域に区別することができる。タトリ公園の無生物の自然の代表となっているのはポーランドの最高の山であるリスィ山(Rysy, 2499m)、そのふもとにあるモルスキ・オコ湖(Morskie Oko)と五つの池の谷にあるその他の湖である。タトラスの800箇所を超える洞窟の中から最も有名な洞窟はヴィエルカ・ヤスキニア・シニエジュナ(Wielka Jaskinia Śnieżna)である。その洞窟はポーランドの一番深くて長い洞窟であるが、観光客には立ち入ることは不可能である。それ以外はもちろん観光ができる洞窟もあり、ムロジナ洞窟(Jaskinia Mroźna)、ラプタヴィツカ洞窟(Jaskinia Raptowicka)、ミルナ洞窟(Jaskinia Mylna)、オブワズコヴァ洞窟(Jaskinia Obłazkowa)、スモチャ・ヤマ洞窟(Jaskinia Smocza Jama)とニエヴィエルカ・ジウラ洞窟(Jaskinia Niwielka Dziura)と呼ばれる。タトリ国立公園のもう一つの観光スポットは滝、例えばミツキェヴィチの滝(Wodogrzmoty Mickiewicza)や70メートルのポーランドの最高の滝となるヴィエルカ・シクラヴァ(Wielka Siklawa)、である。1992年にタトリ国立公園とスロバキアのタトリ国立公園UNESCOに生物圏保護区として認められた。タトリ国立公園は観光客に対応し、体の不自由方も問題なくタトリ国立公園の最も有名な観光スポットに移動できる。

特に見る価値がある

  • モルスキ・オコ(Morskie Oko)は、カルー・モレーン型の氷河湖である。モルスキ・オコはかつてリビ・スタヴ(Rybi Staw)またはリビエ・ジェジオロ(Rybie Jezioro)と呼ばれていた。その理由は、モルスキ・オコはタトラにおける少ない自然の魚の生息地の一か所からだ。モルスキ・オコへの道は、パレニツァ・ビアウツァンスカ(Palenica Białczańska)の駐車場から始まる。赤いトレイルが目印のルートは、緩やかな上り坂を約3時間かけて進む。モルスキ・オコは、その壮大なパノラマに魅了される。対岸からPTTKモルスキ・オコ・ホステルを眺めるために、湖の周りを散歩するのもいい。さらに根気のあるハイカーは、リスィ(Rysy)の下にあるチャルニ・スタフ(Czarny Staw)まで歩き、途中でモルスキ・オコを別の角度から眺めることもできる。
  • カスプローウィー・ウィアフ(Kasprowy Wierch, 標高1987m)行きのケーブルカーは、1936年以来、タトラの大自然を俯瞰する旅へと誘う。ポーランドで唯一の高所ロープウェイである。ロープウェイの下駅はザコパネのクジニツェ(Kuźnice)に、中間駅はミシュレニツキエ・トゥルニェ(Myślenickie Turnie)に、そして上駅はカスプローウィー・ウィアフの頂上にある。一年中運行しており、ロープで吊るされた客車に60人が乗車する。カスプローウィー・ウィアフはポーランドで最も有名な峰であるだけでなく、少なくとも一瞬はアルプスにいるような気分を味わえる唯一の場所でもある。上駅は、カスプローウィー・ウィアフの頂上からわずか25メートル下にある。レストラン、トイレ、待合室、小さな売店もある。頂上からの眺めも格別だ。高タトラ山脈や西タトラ山脈、ザコパネや山麓の谷間にゆったりと佇む近隣の村々を眺めることができる。

ピェニーヌィ国立公園(Pieniński Park Narodowy)

1932年に設立されたピェニーヌィ国立公園は、ポーランドで最も古い国立公園である。スロバキアの国立公園とともに、チョルシュティン(Czorsztyn)からシュツァブニツァ(Szczawnica)に至るピェニヌィ山脈の主峰、トルツェ コロニー(Trzy Korony, 公園最高峰の標高982m)、ソコリツァ(Sokolica)、チェルテジュ(Czerteż)、チェルテジック(Czertezik)やピェニーヌィの石灰岩の間を蛇行するユニークなドゥナイェツ川峡谷を保護している。公園内の動物相の特徴は、アポロチョウの国内最後の生息地のひとつであることだ。

特に見る価値がある:

  • ドゥナイェツ川下り - 公園で最も有名な観光名所は、伝統的なドゥナイェツ川下りです。かつてはポプラの木で筏下りが行われていたが、現在は松の板をロープで結んだ5つの要素からなる筏が使われている。筏の各部分は、運搬のために簡単で迅速に分解することができる。筏には12人が乗り、2人の舵取りがいる。ラフティングの所要時間は2~3時間かかり、天候や水位によって異なる。景色を楽しみながら、筏師はピェニーヌィの伝説や興味深い話、出来事を語る。ピェニーヌィ渓谷は、植生が異なる時期でも素晴らしい景色が見られるので、時期をずらして渡る価値がある。
  • レディク(羊の放牧)。レディクは聖アダルベルトの日(4月23日)に始まり、聖ミカエルの日(9月29日)に終わる。この期間、羊飼いたちが山の牧草地で羊を放牧する姿を見ることができる。4月末からは、羊飼いの小屋(伝統的な羊飼いの小屋)も活気を取り戻し、スモークチーズの心地よい香りに招く。マウォポルスカでは、地域のチーズである羊のミルクで作るオスツィペック(固いスモークチーズ)や、デリケートなブリンツァやブンツといったマイルドなチーズ、あるいは爽やかなジェンティツァ(żętyca)という飲み物が羊乳から作られている。非常に壮観なのはシュツァブニツァの秋のレディクであり、羊飼いたちが手伝いと一緒に羊を山の牧草地から寒い冬を過ごす場所まで移動させる。地元の伝統に深く根ざしたこの珍しい行事には、毎年多くの観光客が訪れ、町の通りを歩く羊の群れを見たり、音楽と伝統的な高地民族の衣装に合わせて中心部を羊と一緒に歩いたりする。

オイツフ国立公園(Ojcowski Park Narodowy)

クラクフの北に位置するポーランド最小の国立公園。にもかかわらず、国内有数の豊富な維管束植物群、コウモリのコロニー、珍しい岩石群がある。最も壮観なのはプロンドニク渓谷であり、まさにカルスト地形の傑作のギャラリーである。ここでは、高さ数十メートルの奇岩、例えばヘラクレスのメイス(Maczuga Herkulesa)、デオティマの針(Igła Deotymy)、カルスト泉、多様な洞窟(公園内の洞窟の数は400以上と推定されている)を見ることができる。特に、数世紀前に後のポーランド王が隠れたと言われるロキエテクの洞窟(Grota Łokietka)や、チェムナ洞窟(Jaskinia Ciemna)を見ることができます。公園内には、オイツフ(Ojców)とピエスコワ・スカワ(Pieskowa Skała)の2つの城もあります。公園のシンボルはコウモリ。